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キャップ・ホーローとは?|3分で簡単解説

キャップ・ホーローとは?|3分で簡単解説

キャップホーロー(キャップボルト)とは、ねじの一種で、頭部が六角穴付きの円柱形(キャップ型)になっているボルトのことです。正確には「六角穴付きボルト」や「六角穴付きキャップボルト」とも呼ばれます。通常、六角レンチを使用して締め付けや取り外しを行い、工業用途や機械部品の組み立てに広く使用されています。

キャップ・ホーローの概要について

主な特徴

工具を使用する際のねじ部の駆動部が六角穴形状が代表的な形状となり、高トルクで締め付けるねじ類のことをキャップ(六角穴付きボルト)、ホーロー(六角穴付き止めねじ/イモネジ/止めねじ)などと呼びます。

小ねじ、六角ボルトに次ぐ代表的なねじ類の種類であり、使用目的の重要な点として高トルクにて締結する際に、選定するべきねじ類の一種。締め付け工具穴が六角形状をしていて、六角レンチで締結を行うことにより、工具圧が駆動部に与える影響を6点で分散することにより駆動部穴を磨耗せずに締結できることが最大の特徴です。

基本的には鉄製が多く、鉄製の場合は材質がS45Cや、SCM435などの熱処理工程を経て硬度が非常に高くなる材料が費用される点もキャップ・ホーローの特徴となります。

主な用途

キャップ・ホーローは機械や設備の締結の為のみではなく、ねじ類の使用では珍しく頻繁な締結と解除をする箇所に使用される。何度も締結を繰り返す際にねじは通常駆動部から壊れやすいモノではありますが、キャップ・ホーローは駆動部の六角形状と、熱処理にて強い為、繰り返しの使用にも耐えることが出来ます。

▼キャップ・ホーローの種類
・キャップ(六角穴付きボルト)
・ボタンキャップ
・皿キャップ
・ホーロー(くぼみ先/平先/とがり先/棒先/ダブルポイント)
・ボールプランジャー
・プラグ
・ショルダーボルト
・エアー抜きキャップ
など

ざまざまな環境に応じて適切な選定が必要となります。

キャップ・ホーローの役割について

活用シーンについて

高トルクで締め付け、締結頻度が高い場所となるので、一番使用されやすい箇所として、あらゆる製造現場での生産治具やバイスなどの固定や、金型の固定などに使用されることが最も多いです。(要は繰り返しの使用でも耐久性が高く何度も使用できます)

次に使用されるのは場面が多いのは機械、設備内にて高トルクて締結する場合や、形状に会わた形状と材質にて、そしてエンドユーザーが少ない工具で締結できるように配慮する場合にも六角穴形状のキャップなどが使用されることが多いです。

▼各種類別使用用途(参考)
・キャップ(六角穴付きボルト)
金型や治工具の締結、高トルクの締結箇所、少ない工具で組み立てが出来るように配慮された設計時など

・ボタンキャップ
金型や治工具の締結、高トルクの締結箇所、少ない工具で組み立てが出来るように配慮された設計時など

・皿キャップ
金型や治工具の締結、高トルクの締結箇所、少ない工具で組み立てが出来るように配慮された設計時など

・ホーロー(くぼみ先/平先/とがり先/棒先/ダブルポイント)
部品同時の組み立て時

・ボールプランジャー
スライドや旋回するパーツの位置決め、割り出し、押し出しなどに使用

・プラグ
油圧・空圧機器、ポンプ、自動車など、空気や油圧などの流動を安定するために耐密目的にして使用されるねじ。

・ショルダーボルト/ストリッパボルト
両ボルト共に胴部分が長い形状のボルトで、胴部は研磨仕上げにて精密に作らている。
使用用途は、可動部のシャフト固定や、繰り返される引張り力に対応できる設計となっている場合が多く、エンジン、滑車、真空システムなどに使用される。

・エアー抜きキャップ
主に半導体などの装置に使用され、真空状態を作り上げる際のガス抜き用の穴がボルト頭部からねじ部先端まで貫通穴加工が施されたボルト。
使用箇所は真空容器、真空装置などが必要な半導体装置など

さいごに

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