コラム
media
media
column
組込みねじ(または組込みボルト)とは、ねじとワッシャー(座金)を一体化したねじのことです。このタイプのねじは、作業効率を向上させるために設計されており、締結時にワッシャーを別途用意したり取り付けたりする手間を省くことができます。
組み込みねじは、小ねじやボルトなどに、予め座金を組み込んだものです。 *座金はねじが緩むのを防止したり、締め付けの圧力で接合部分の座面が陥没するのを防ぐために使われるものです。 ねじ山の加工前に座金を組み込むため、ねじの締め付け時に座金を挟む作業が不要とるため、 座金の紛失や装着忘れなどを防止し作業効率を上げることができます。 また組み込まれた座金の内径は、ネジ山の径(ネジ外径)よりも小さいため、ネジ山を転造した後は座金が脱落することがありません。
一般的なネジを製造手法として、削ってネジ山を製造する「切削」と 圧力をかけてネジ山を製造する「転造」という2種類の方法があります。 この過程のなかで単純に座金を組み込めばいいというわけではなく、 座金組み込みの専用機が必要となります。
組込みねじは、主に緩み防止や座面の陥没を防ぐという、座金の使用目的と同様になります。 そこに先述の作業効率向上が加わっていることが大きな特徴です。 例えば平座金を用いることで、ねじのみで締結するよりも接触面積を大きくすることができ、 これにより摩擦力が大きくなるため、緩み止めの作用が強く働きます。
組み込みねじの種類は、座金(ワッシャー=W)と組み合わせるため、 様々な種類が存在します。 ここでは省略しますが、P=1、P=2などがあります。 また座金を1個だけ組み込んだものをシングルセムス、2個組み込んだものをダブルセムスとも呼ばれています。 そのため選定においては、目的に応じた種類を選び、ねじ径やねじ軸部分の長さなどを選ぶ必要があります。
サンプルや資料などのご相談は本メールにお返事いただくか、弊社担当営業までご相談ください!
オータベトナムではねじやボルトの締結部品などの既製品販売をはじめとして、
モノづくりの裾野である切削加工、検査、組み立て、梱包なども対応を行っております。
弊社の設備一覧はこちらをクリック
アジアの製造業の皆さまの”便利屋”として、お困りがあればオータベトナムへご相談ください!
URL: https://ohtavn.com/contact/