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タッピンねじとは?|3分で簡単解説

タッピンねじとは?|3分で簡単解説

タッピンねじとは、下穴を開けた材料に対して、自らねじ山を形成しながら締結できるねじのことです。英語では「Tapping Screw」と呼ばれ、特に金属や樹脂、木材などの薄い板材を固定する際に使用されます。建築、機械、家電製品など、幅広い分野で活躍しています。

タッピンねじの概要について

特徴と主な用途

タッピンねじは、自分で部材にタップ立てをしながら終結することができるねじです。(めねじがなくともねじ自身で部材にねじ立てし締結できること)ドリルねじとの一番の違いは、タッピンねじは、下穴(キリやドリルで穴をあけること)が必要です。通常の工程であれば、下穴にタップ加工(ねじ切り)を施し、めねじを作るところ、タッピングねじは、部材にめねじを成形させつつ、ねじこむことができます。タッピングねじの主な頭部形状の種類として、ナベ頭、皿頭、トラス頭があります。

強度について

タッピンねじの材質には、主に鉄とステンレス鋼が用いられることが多いです。 タッピンねじは、部材にねじ込む際に抵抗がかかることによって、 締付ける力が抵抗分ロスとなり軸力が低くなります。 小ねじと比べてみると軸力は低くなります。

タッピンねじの役割について

組み立てに果たす役割

主に、木材・薄鋼板・アルミ合金板・樹脂板(プラスチック板)などを締結するために用いられます。 薄めの部材に適しているため、幅広い仕様が可能です。 めねじ加工・インサートナット等が不要になることから締結における作業コストを下げ、作業効率を上げるなどの目的でよく利用されます。

タッピンねじの種類

タッピングねじのねじ部には、以下の6つの形状の種類があります。

・1種A形
タッピングねじの中ではもっともピッチ(ねじ山とねじ山の間隔)が粗い
木材やハードボード、板厚1.2mm以下の薄鋼板、石綿などに活用
・2種B0形
ねじの先端部分から2山~2.5山ほどがテーパーになっている
5mm以下の薄鋼板や樹脂、硬化ゴムなどに活用
・2種B1形
2種タッピングねじの先端部分の4分の1をカットしたもの
5mm以下の薄鋼板や樹脂、非金属、硬化ゴムなどに活用
・3種C0形
先端の2.5山~3山がテーパーになっている
構造用鋼や鋳物、非鉄鋼物など2種ねじよりも厚板に対応可能
・3種C1形
3種タッピングねじの先端部分の4分の1をカットしたもの
構造用鋼や鋳物、非鉄鋼物などに活用
・4種AB形
1種ねじのように先端部分が尖っている、かつピッチが2種タッピングねじと同じである
5mm以下の薄鋼板や厚板、非金属、樹脂、硬化ゴムなどに活用

さいごに

サンプルや資料などのご相談は本メールにお返事いただくか、弊社担当営業までご相談ください!

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